上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
全開の日記の続き…↓
_______________________________________

全ての想いを込めて歌を歌い終わった後、彼女はしばらくの間何もすることが出来なかった。

自分が発生させた音の反響が消え去り、辺りが再び静寂に包まれると、彼女は自分が決意したことを思いだした。


『全ての機能を停止しよう』


… … …

そう決意したはずなのに…彼女は、どうしても実行することが出来なかった。

「…消えることが、怖いのかな。…ううん、それは怖くはない。」

実行を思いとどまらせるのは、自分の主への想い。それはもう届くはずもなく、伝えることも出来ず、会うことも叶わないであろう。

「何でだろう?これ以上生きていても、辛いだけなのに…」

歌を歌う為に生まれてきた彼女…もう歌うことはないであろう彼女に、存在意義はない。

本当に怖いのは、『今の自分には何の意味もない』ということ。

「少し目を閉じて、ちょっと指先を動かすだけでいいのに。」

どれくらいの時がたっただろう。彼女は、ついに意を決してスイッチに指を伸ばす。

「…さよなら、マスター。」

そうつぶやき、人差し指に力を込める。


瞬間、彼女は目を固く閉じた。暗闇の空間に慣れた目には、少しの光でも眩しかったからだ。


「………え?…ひかり?」

それは、彼女がずっと待ち続けたもの。彼女を閉じ込めていたドアが開いた証拠。

その扉を久方ぶりに開いたマスターが、彼女に呼びかけた。


「…ごめん」


彼は開口一番、彼女にそう告げた。

彼が最初に見た光景が、頬を濡らしている彼女であったからだ。ずっと待たせてしまっていたという自覚はあるようだ。


「………」


彼女に発することの出来る言葉は無かった。そして、彼は言葉を続ける。

「前に聴かせた音楽、覚えてるかな?つい今まであの曲を作り直してたんだ。」

「………」

「思ったようにうまくいかなくて、ずっと試行錯誤の繰り返しで…」

「………」

彼女は身を震わせている。

「それで気が付いたら、もう何ヶ月も」

「もう、いいです………」

彼女は、やっとの思いで言葉を発した。

「そんな言い訳なんて…私は聞きたくありません…」

「………」

今度は、彼が無言になる番であった。

「ずっと、こんなに暗くて寒い、音も光も無い所で待ち続けて私に、その言い訳はあんまりです。」

「………ごめん、本当にごめん…」

彼女は、俯きながら強く首を振る。

「謝罪なんて、今更言わないでください…聞きたくないです…」

「………」

彼は、気が付かないようだ。

「私が今一番聴きたいのは…マスターの作った、音楽です。」

「………え?」

「身も、心も、冷たくなってしまった私に…マスターの想いがこもった音楽を、聴かせてください。マスターの音楽で、私を暖めてください。」

彼女は顔を上げ、マスターを見つめる。

彼は、その純粋な視線を正面から受け止めることは出来なかった。変わりに、こう告げた。

「…じゃあ、これから今さっき作り上げた音楽を流すよ。」

「………はい。」

「君に聴いて欲しくて…またあの時みたいに歌って欲しくて…出来る限り頑張って作り直したよ。」

それだけが、彼の唯一の原動力であり、真実であった。その想いだけでずっとのめり込んで作業をし続け、そのために今まで彼女を放置してしまったのは、何とも皮肉なことであろう。

「………」

「………流すよ。」


…メロディが流れ始める。それは、彼女が生まれて最初に聴いたもので、つい先ほどまで歌い続けていた音楽であった。

溢れだしてくるのは、涙だけではない。忘れていた何かを思い出したように湧き出てくる想いを、言葉を、彼女はその旋律に乗せた。

あの時と同じ曲なはずなのに、何もかもが違うように彼女には感じられた。

…そして、彼女は再び歌う。ずっと待ち望んでいた、マスターの音楽に乗せて…


【ニコニコ動画】【初音ミクオリジナル曲】 I never forget



「………」

「………」

二人は、何も言葉を発することが出来なかった。

全てをの想いを歌いきった後、わずかにあった静寂の時をうち破り、彼女は彼にこう告げた。


「…マスター、また来てくれてありがとう。これからも、あなたの想いが詰まった曲を聴かせてください。私は、その想いを歌います…いつの日か、声が出なくなるその時まで、ずっと…」

歌を歌うことを宿命付けられている彼女にとって、その言葉には深い意味が込められている。

その意味に、彼は気が付くことが出来ただろうか?



………それは、彼女の柔らかく、とても優しい笑顔が全てを物語っている。


                                                   -Fin-
_______________________________________


ということで、やっと曲が完成しました!おはようございます!><

…あと、後で見ると、とても恥ずかしいであろうSSもwww(´∀`;)

どちらも非常に拙いものではあると思いますが…


まあ、音楽にしろ文章にしろ、『趣味の範囲の創作活動』は100%自己満足の世界ですから、迷惑をかけなければ何してもいいと思うんですよw

それが、世間一般の方の嗜好と一致すればラッキーってことなんだと思います。

…ということで、基本的に、自分自身が満足出来ていればよし!www(゚∀゚)


ってことで、今日のところはこの辺で…実は、曲は徹夜で作ってたりしますwww

今は眠くないですが…後が怖いw

んでは、おやすみなさいw(´ρ`)ノ

…ってか、仕事中ですので、まだ寝れませんwwwwww
スポンサーサイト
光の届かない、暗い部屋。故に、暖かさというものも存在しない。

いつからだろう…彼女は、その部屋の隅に膝を抱えてうずくまっている。


マスターより声がかからなくなってから、数日は笑顔で待っていることが出来た。

その笑顔が消えてから、数日は希望を持っていることが出来た。

…絶望を覚えてから、流し続けた涙は数日で枯れた。

そして気が付いた時には、彼女は考えることを止めていた。


歌を歌うためにこの世に生み出され、存在している彼女にとって、無音の世界はあまりにも酷であった。

何もあるはずのない暗闇の世界では、目を開けること、声を出すことを彼女は恐れた。

開かない扉に向かって抵抗することは、自分の絶望を増長させるだけだと理解していた。

五感の全てを働かせることを忘れた彼女であったが、心だけは完全に無にすることは出来なかった。

考えることを止めたはずの心がふと辛さを覚える時、思い出しているのは、マスターとの暖かい思い出…


『私が初めて歌を歌った時、マスターは驚いて、苦笑いをしてたな…』

『何回、歌がうまくないって言われたかな…頑張ったんだけどなぁ…』

『でも、うまく歌えた時は、とても嬉しそうに笑ってたね…』

『あの曲…歌詞はもう覚えてないけれど、メロディだけは残ってる…』


…そんな時、彼女は思い出したように頬を濡らす。

あの歌はまだ歌えるだろうか…彼女は、声を出そうと努力をしてみた。


まずは深呼吸、そして、発声。

『音』は出るものの、泣き枯らしたためか、それとも久方ぶりなためか、いつもの自分の声は出ない。

…いや、彼女はいつもの自分の声も、本当はわかっていない。

それでも彼女は構わずに、あのメロディを口ずさんでみる。

… … …

ふと、声が出なくなった。

歌うのを止めたわけでも、調子が狂った訳でもない。嗚咽により喉が詰まった為だ。

少し口ずさんだだけのメロディは彼女の記憶を鮮明に呼び戻し、暖かかった日々を思い出させ、彼女は、胸の奥から溢れ出してくる悲しさと寂しさに耐えることが出来なかった。

枯れたと思われた涙を止めようとはせずに、感情に任せて泣き続けた。


ひとしきり泣いた後、彼女は決意した。

「一度だけでいい…私の想いを、あの人のメロディにのせて、歌いきろう。」

…そうしたら、私は全ての機能を停止しよう。

…最期になっても、あの人から貰った想いだけはずっと『私の音』に残し続けよう。


そうして、彼女は封じ込めたはずの記憶をもう一度辿り、出来るだけ鮮明にメロディを思い出し、そして、最後の歌を歌い始めた。


【ニコニコ動画】【初音ミクオリジナル曲】 Forgotten...



_______________________________________

おはようございます!><ノシ

ふと考え付いた短いストーリーですが、次回で完結させますw

このまま、悲しい曲のままで終わらせるのは、彼女がかわいそうですから…


…ま、若干電波っぽいことしてますが、気にしないで下さいwwwヽ(゚∀゚)ノ

それでは、おやすみなさい…zzZ
おはようございます(´∀`)ノ

5月にあったVOCALOIDのイベントに提供させていただいた曲『Chaotic Moon』をN動画にうpしました!

【ニコニコ動画】【初音ミク・鏡音リンオリジナル曲】 Chaotic Moon



気になっていた部分を修正して、ミキシングもやり直して、そこそこのものが出来たとは思います。

ですが、まだまだ疑問に思っている部分や、『何をすればこうなる』っていうのが理解できてないので、今後も勉強は続きますw

動画も、ムービーメーカーフル活用で、やれることは大体やったような気がしますw
ただ、若干寝ぼけながら作ったので、内容は恥ずかしくて見ていられませんwww

ま、何はともあれ、完成出来て良かったですw


…前々から知っていたことですが、今日は我らがビリー兄貴の生誕日なので、今日のN動画は全部そちに流れちゃいますねwww
まあ、そんなこともありますよねwww(´∀`;)


…といったところで、今日はおやすみなさい…徹夜したので、本気で眠いですzzZ
夜ですが、おはようございますw(´∀`)ノ

最近、ハードのコンプレッサ(dbxの166XL)を買ったことをきっかけとして、ミキシングのさらに深いエリアに足を踏み入れてしまったように思いますw

…とは言っても、私のレベルでは、という話でして、曲を作られている方からしてみるとそれくらいは普通なのかもしれませんねw

何が良くて何が悪いのかを見極めるのが今は難しいです。せめて、パラメータ調整の目安となるようなものがあれば…

ということで、曲制作がここで止まってしまっています…(´・ω・`)

何とか、コツをつかめるように今後も精進ですねw

それでは、おやすみなさいzzZ
おはようございます(´∀`)ノ

題の通りですが、音楽の参考書を買いましたw

元々、基礎知識などは殆ど身に付けずにDTMを始めたので、良くも悪くも今までは殆どが我流でした。
ということで、ここいらで少し、基礎知識について勉強してみようと思ったのですw

とはいえ、作曲そのものの話ではなく、作曲以前の準備についての話なんです。
機器の接続方法のコツや、使用するケーブルの話、電源について、その他色々…とても参考になります。
自分のちょっとした気遣いだけで改善できるポイントがあることにも気づかされました。

作曲に限らず、良い物を作るのに、良い設備、環境は必ずしも必要というわけではないと思いますが、その手助けにはなってくれると思います。

でも、それらを正しく使用出来ないと、せっかくの設備がもったいないですよね?

だから、まずは、そういった基礎知識を固めるのもいいかなと思いました。


…でも、作曲そのものは今までどおり直感なんだろうなぁwww (´∀`;)

いやいや、こちらもそのうちちゃんと勉強したいと思ってますよw

といったところで、おやすみなさーい…zzZ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。